上記画像をクリックすると拡大表示されます。撮影協力 JRE神栖バイオマス発電所

バイオマス燃料の貯蔵・払出しならアトラスサイロ
〜ブリッジ(アーチング)を解消〜

粘性の高い貯蔵物に対応

アトラスサイロは、一般的なサイロとは一線を画すサイロです。アトラスサイロであれば、ブリッジやアーチング等の発生による閉塞が起こり払い出しが難しい難排出貯蔵物でも、完全払い出しを実現。
建築廃材、剪定枝、切削チップ、バーク、木質ペレット、PKS等のバイオマス燃料や、石炭、石油コークス、破砕都市ごみ、RPF等の各種燃料、又食品分野の油粕や飼料原料、工業用の排煙脱硫石膏や水彩スラグ等の難排出物の貯蔵が必要なお客様に、最適なサイロとなっています。。

メンテナンスの容易なサイロ

また、多方式のサイロだと突発的な故障が起きやすく、パーツ交換も不定期、さらにはブリッジ発生による運行停止などメンテナンスコストが課題となります。

しかし、アトラスサイロなら、独自の払い出しシステムと構造により、メンテナンス費用を軽減。機器の消耗や電力の消費も抑えられるためランニングコストも低くすることができ、故障も起きにくいため運行業務を安定させることが可能です。

国内で190基以上が稼働中

アトラスサイロは、こうした多くのメリットにより、現在、国内において難排出貯蔵物の貯蔵&払出しシステムとして約190基が稼働。特に大型のバイオマス燃料用サイロとして、建築廃材、PKS、木質ペレット等で大きな脚光を浴びています。アサヒ機装では、お客様の各種粉粒体に対するその用途や配置計画に応じてこのアトラスサイロ及び、周辺機器の設計製作納入を行っており、納入後のメンテナンスも万全のアフターサービスで対応しています。

 

粉状・粒状・ペレット状も完全払い出し可能な、アトラスサイロが対応できる貯蔵物の一例

 

アトラスサイロの対応可能な難排出物
【ボイラー燃料用】

建築廃材、剪定枝、切削チップ、木質ペレット、PKS、かんな屑、ソーダスト、バーク、パルプチップ、RDF、石炭、石油コークス、破砕ゴミ

【セメント原料用】

クリンカー 鉱滓スラグ、生滓スラグ、石膏

【飼料原料用等】

グルテンフィード、大豆粕、菜種粕、綿実、ハル、ブラックシード

【その他】

イルメナイト、炭酸カルシウム、不燃ゴミ、紛破籾殻

その他の貯蔵物はお問い合わせください。


難排出貯蔵物を安定して排出するアトラスサイロの構造

基本構造

アトラスサイロは、サイロ本体、3台又は4台の「ドラグチェーンコンベア」、セグメントに接続された「スイープバケット」で構成されるスイープ装置の3要素からなり、平底構造になっていることが特徴です。

動画:3分でわかるアトラスサイロの基本構造

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安定した払い出し構造

アトラスサイロは、サイロ底面にある「ドラグチェーンコンベア」に設置されている流量検出装置(センサー)が貯蔵物の排出量を常に測定しており、常時定量の自動払い出し運転が可能。制御範囲は1000㎥/hまで設定でき、ボイラー供給設備として安定した払い出し(定量払出し)を実現しています。

そして、貯蔵物の自然流出が安定している時は「ドラグチェーンコンベア」のみが作動しますが、センサーがブリッジ発生による流量減少を感知すると「スイープバケット」が作動し、速度が上がり、センサーが適正流量になったことを感知すれば「スイープバケット」は減速。適正流量になるまで速度が変化し、動作不要と判断されると自動的に「スイープバケット」は停止します。

またスクリュー式サイロだと、スクリュー軸の折損で貯蔵物が払い出しできず重大事故に繋がることもありますが、アトラスサイロであれば、万が一、いずれかの「ドラグチェーンコンベア」や「スイープバケット」にトラブルが発生しても運転に支障は起きず、貯蔵物がなくなるまで払い出しが可能。払い出し工程がシンプルな仕組みになっているため、機器の消耗や電力の消費も軽減され、ランニングコストが低いことも大きなメリットとなっています。

なお、「ドラグチェーンコンベア」は用途規模により、複数のコンベアの設置、中央からの払い出しも可能です。

 

払い出しタイプ

一条タイプ 側面払い出し

三条タイプ 中央払い出し

四条タイプ 中央払い出し型

動画:3分でわかるアトラスサイロの払い出し構造


 

アトラスサイロの種類

テーパー型(TP型)

非常に流動性が悪いバーク燃料、大豆粕、破砕ゴミ、石膏、廃タイヤなどに適した形状で貯蔵量は100㎥から1,200㎥まで対応可能です。

テーパー型(T型)

非常に流動性が悪いバーク燃料、大豆粕、破砕ゴミ、石膏、廃タイヤなどに適した形状で貯蔵量は100㎥から8,000㎥まで対応可能です。

ストレート型(S型)

流動性が悪い建築廃材、未利用剤、切削チップ、木材チップ、バイオエタノール粕などに適した形状で、貯蔵量は500㎥から13,000㎥まで対応可能です。

コニカル型

比較的流動性が良い木質ペレット、PKS、石炭、石炭コークス、RPFなどに適した形状で貯蔵量は200㎥から30,000㎥まで対応可能です。

小型アトラスフィーダ

流動性が比較的良いPKSや木質ペレットで払出能力が50㎥/h以下の場合は、設備コストの安価な小型アトラスフィーダも製作可能です。


油圧レーキ式サイロ

500㎥未満の木質チップ用サイロには、低価格でコンパクトな油圧レーキ式サイロをご検討ください。




動画:3分でわかるアトラスサイロの種類

 

アトラスサイロ方式サイロのメリット

ブリッチ、アーチングの解消

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難排出貯蔵物が原因となるブリッジ(アーチング)の解消は、アトラスサイロの大きなメリットの一つです。アトラスサイロなら、独自のスイープ機構により発生したブリッジを短時間で自動的に解消します。

多方式ブリッジでは解決しにくいブリッジ発生時の運行停止ロスや、ブリッジ解消作業によるスタッフの罹災などのリスクを最小限にすることが可能。
難排出物の貯蔵時こそ、その威力を発揮します。

 

メンテナンス費用の軽減

アトラスサイロは、払い出し工程が非常にシンプル。そのため他方式に比べると、突発的な故障がほとんど発生せず、半年、あるいは一年ごとの定期点検以外ではメンテナンスフリーで運転可能です。

またアトラスサイロは、動力部がサイロ外側から点検可能な構造となっており、稼働中でも主要機器の点検とメンテナンス作業が可能。サイロ内部にある「スイープバケット」が、エスケープエリアという貯蔵物がない空間にあるため、貯蔵物が満載の時でも安全かつ容易にメンテナンス作業できます。

そして、こうした独自の構造によりパーツの寿命予測も簡単なため、パーツ交換も定期的になり長期間に渡る安定した運用を実現。

結果として大幅なメンテナンス費用の軽減にも貢献しています。
そのためアトラスサイロは導入いただいた企業様からも高評価。サイロ運航におけるロスの大幅削減とコストパフォーマンス向上による業務の安定運用に大きく貢献しているというお声をいただいています。

 

動力部はサイロの外側

上記画像をクリックすると拡大表示されます。撮影協力 JRE神栖バイオマス発電所


作業性の良いエスケープエリア

上記画像をクリックすると拡大表示されます。撮影協力 JRE神栖バイオマス発電所


動画:3分でわかるアトラスサイロのメリット

信頼のアトラスサイロ方式サイロ(実績)

野田村バイオパワーJP

木質チップサイロ
4000㎥(1基)


神戸製鋼所

石炭サイロ
3万トン(15基)


日本製紙株式会社

木質チップサイロ
1500㎥(1基)


宮の郷バイオマス発電所

木質チップサイロ
2000㎥(1基)


アトラスサイロサイロの搬送機器

サイロに付帯する搬送機器も、粘性の高い難排出物対応した搬送機器を用意しております。

バケットエレベーター
付着性の大きい輸送物(石炭、PKS,石膏等)の垂直輸送にはフレキシブルバケットエレベーターが優れています。
 



チエンコンベヤー
アサヒ機装のチエンコンベヤーは輸送物や用途に合わせた構造の異なる機種がございます。
 



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